中国人が作るとても美味しい地元の町中華

都内には多くの町中華が存在しますが、私の地元周辺にも町中華が存在します。ただ、日本人の町中華はぼぼ閉店してしまって、子供の頃に食べた懐かしい味を楽しむことができません。その代わり中国人の町中華は幾つか存在します。今回はそんな町中華の1軒についてのお話です。

私がよく行くお店は4軒ありまして、うち3軒が山東省と遼寧省出身のコックさんです。で、平均的に辛めの料理が多いです。1軒はとてもお気に入りのお店だったのですが、コックさんのお母さんが病気になり、国に帰るということで知人がそのお店を引き継いだのですが、味がちょっと落ちた感じなので、最近は全く行ってません。

現在よく行くお店は自宅最寄り駅近くにありまして、午後出社前の昼食や夜の独りメシ、或いは地元の友人と飲む時に利用してます。昨夜も家族がそれぞれ外出で夕飯も各自に摂ることになっていたので、寄ってきました。

諸事情によりお店の名前や外観はお伝えできないのですが、店内はいつも8割以上の着席率です。そして、近くに住んでいるとおぼしき中国人の学生もよく見かけますので、恐らく向こうの味に近くて美味しいんだと思います。

このお店は我々日本人もよく知る定番中華料理からあまり見かけない料理があり、メニューはとても豊富です。また、餃子も種類が多く、30種類近くあります。定食も日替りと週替りの2つあり、一通り食べるにはかなりの時間を要すのではないかと思います（笑）因みに、昨晩私が頼んだのは鉄板ホルモン定食で、これが中華料理になるのかは分かりませんが、味付けは向こうを感じさせます。

  

具材は豚のホルモンにニンニクの芽・竹の子・木耳・キャベツ・人参で、唐辛子も入ってます。コレで650円、ごはんのお代わりはタダ。中国人のお店は結構ごはんのお代わり無料が多く、コメ好きの私には嬉しいサービスです。

付け足しの千切りジャガイモの辣油和え的なモノ。これも美味しいです。ジャガイモ料理については、豚と千切りジャガイモ炒めがあるのですが、やはり唐辛子が入っていて、結構辛いです。これは日系町中華で見ないメニューですが、私は非常に好きです。見た目的に地味だからメジャーじゃないんでしょうかね？

これは昨日の定食系メニュー。一番安いのはニラレバで、なんと580円。少しピリ辛ですがやはり美味しいです。あとは麺系も豊富でして、担仔麺は350円❗️飲んだ後の〆にはうってつけです。

店員さんは恐らく家族か親族同士と思われる、コックさんのお母さん（おばさん？）、それに若い男女のお子さんの3名です。混雑時はお兄さんがお願いしたことを忘れてしまうご愛嬌もありますが、皆さん愛想が良くて許せてしまいます（ヘタな日本人のお店よりも良い接客です）。

子供の頃に食べた地元の町中華も好きでしたが、こういった中国人のお店も美味しいものです。外観がちょっと“？”と怪しげなお店もあったりしますが、少し勇気を出して入ってみると思わぬ発見をすることもあります。また、中国人の知り合いがいれば、もっとそういったお店に触れる機会が増えます。彼らはいわゆる立派な中華料理店には行かず、今回のような町中華をよく知ってます。我々も海外滞在時に日本料理店を探したりしますが、それと同じなんじゃないかと思います。