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犬や猫の里親募集サイトの実態:里親は本当に里子に出す気はあるのか?

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最近幾つかのサイトで猫の里親募集に応募しています。今回はそれについてのコメントです。あくまで個人的主観で書いておりますことを予めご了承下さい。

 

我が家では過去に2匹の飼い猫と1頭の飼い犬がおりました。いずれもペットショップで購入したのですが、皆4〜5年前に他界してしまい、今は何も飼育しておりません。猫は18年、犬は14年で、ある意味寿命ではあったのですが、1年半程の間に皆亡くなってしまったので、さすがに家庭内ではペットロスでした。それからある程度家族も落ち着いてきたので、里親に応募し始めたというのが現在の状況です。

 

犬や猫の譲渡等は街中やネット上のニュースでも見ていたので、(生き物ですが)良い縁が有れば比較的容易に見つかるのではないかと、今となっては少し甘く考えてました。勿論、こちらの要望がありますし、里親側にも事情があるとは思いますが、それでも多くの里親さんは「一体どういうつもりで募集しているのか?」と感じざるを得ない方が多く見受けられます。

 

その一例として、

 

・数年募集状態

・こちらから応募メッセージを送っても返信が無い。酷い場合は既読にもならない

・譲渡条件が異常に厳しい(NPO団体系に多い)

・ワクチンや避妊手術代の負担を要求してくる

 

です。本当に善意で野良犬や猫を保護し、里親募集をしている方も勿論おられると思います。でも、中には「飼ったら家族にアレルギーが出た」、「急な転勤が決まった」、「離婚して出て行くことになった」、「入院することになった」という理由も散見されます。私も転勤や家族の入院経験がありますので、「それなら、協力しよう」という思いで応募しても前述の有り様です。僅か数週間の経験ですが、上記の様な理由を挙げている里親は基本アウトな方々ですね。まず里親としての自覚が無いです。もしそれらの理由が事実であれば、悠長に事を進める時間は無いハズですから。あと個人でもワクチン接種や避妊手術代を要求する人。どういうつもりなんですかね〜。“自身の都合”で飼えなくなったペットでしょ?過去の費用まで請求する考え方が理解できません。車の売却で例えるなら、それまでの車検代や整備代を請求するようなものですよ。

 

そのくせ、応募側に出す条件が多いんです。具体的には、

 

・譲渡後の定期的な写真送信

・応募者との面談の上、譲渡を決定

・完全室内飼育

・応募者側の住居で“脱走防止”措置の実施

容易な考えや虐待目的、それに「引き取ってやるよ」といった応募者もいるでしょうから理解出来なくもないのですが、“オイオイ、ちょっと待てよ”と。自分達の都合や事情で手放そうとしておきながら、過大な要求をし過ぎなんじゃないかと。厳しいことを言わせて貰えば、最近は様々なアレルギーがあるんだから、飼育前に検査しとくべきですし、転勤の可能性がある職に就いているのであれば、まず生き物なんて飼おうとすること自体がペットにも不幸です。離婚?それなりの事情があるかもしれませんが、でも、極論は人間の身勝手からくるものでしょ?私からすれば、里親側は“譲ってやる”、“タダなんだから条件を飲むのは当たり前”的な考えなんだと思います。

 

現在私は10件ちょっと応募しているのですが、応募後返信があったのは1件(こちらの方は先に話を進めていた応募者に決まったとの連絡までくれました)、既読2件(うち1件が予め譲渡決定まで少し時間が欲しい旨の説明があったので仕方なし。もう1件は、募集後すぐに退会!)、その他は既読にもなっていません。

 

この様なサイトに共通して言えるのは、募集後の案件管理が杜撰な事です。例えば、里親が募集した案件がある一定期間(1ヶ月等)全くやり取りがないものについてはシステム側で自動削除にすればよいと思うんですけどね。もし、真剣に募集をかけたいのであれば、削除後マニュアルで再募集するようにすればいいだけですから。そうすれば何年も募集されたままという案件も無くなります。また、応募者からのメッセージに返信しない場合もアカウントを凍結させる等の措置を取れば、応募者も余計なフラストレーションが溜まらずに済みます。

 

事実里親に応募された方で条件等の煩わしさに嫌気がさして、ペットショップやブリーダーから“購入”してしまったケースもあるようです。これでは里親を募集して“不幸なペットを減らす”という本来の目的から離れてしまいます。

 

でも、状況は直ぐに変わらないでしょうね。サイト運営側にも苦情と改善のメールを送りましたが、「自動配信レス」が返ってくるだけで、その後は何も無いですから…

 

なので、もう里親募集は期待を持たずに考えていこうと思っています。“合意できなくて当たり前”の精神ですね。でも、よくよく考えてみると、私の“里親になる”という行為も、ペットの子達から見れば人間のエゴ以外何ものでもないのかもしれません。需要が有ればそれをビジネスにしようと考える人間がいて、そして、その企みに乗っかってしまう人間がいるのですから。究極というか、こちらから里親に名乗り出るのではなく、街中で捨て猫や犬を保護した場合に(自身が飼育可能な環境にあれば)保護するという形が一番良いのかもと思っている今日この頃です。