平成から令和へ

今日から令和ですね。平成の時は昭和天皇の崩御による御代替わりでしたので、当時は様々な行事等が自粛されましたが、今回は生前退位によるものでしたので、何となく祝賀的なムードが漂ってますね。

天皇については否定的な意見もあるのでしょうが、私個人としては前天皇の在り方であれば賛成です。“国民の象徴”として、例えば被災者を慰問された際、大多数の人々が一時的だとしても元気になる姿を見れば、それだけでも十分お役目を果たされているのではないかと…。

一部では何故西暦に統一せずに年号を使うのかという声も聞こえてきますが、では日常生活でどれほどの不便があるかと言われれば、皆さん“不便で仕方ない”という人はそんなに多くはないのではないでしょうか。例えば、自分の誕生年は西暦で言えても、親のそれは逆に西暦だとすぐに答えられないと思います。要はその程度じゃないかと…。

私は多くの舶来品が好きですし、現在を含めこれまで3社の外資企業で働いたことがあります。海外の企業で働けば働くほど、日本企業の時間がかかる意思決定プロセスや商習慣に不満を感じたり、「こんなんだから国際競争で置いてかれるんだ」と思うことが多々あります。でも、一方では日本（人）に対する思いは日本企業に居た頃より増えています。（因みに、社内では西暦ですが、お客様との間では元号を使うこともあるものの、時々紛らわしく感じる程度です（笑））。

外資企業で働くということは当然日本は一支社ですし、働く日本人も人数的にはマイナーです。正直トランプ大統領みたいな人間も社内に沢山居ます。だからこそ、海外文化の中に居ると日本人として生まれた良かった（日本人的なメンタリティを持ち合わせていて良かった）なと思いますし、自身に対しても含めて「日本（人）頑張れ！」とエールを送る気持ちが芽生えてきます。

天皇制的な文化や伝統を持つ国は海外でも僅かです。それを日本は1,000年以上も持ち続けているというのは日本人として十分誇りに感じていいのではないかと思うのです。

勿論、現在の皇室にも問題はあります。例えば眞子内親王の婚約内定者の件は、直ぐにでも婚約を解消するべきというのが私の意見です。いくら“婚姻は個人の意思による”と法律で定められているとしても、国民の税金が投入されている以上、相手の身辺は（お金持ちじゃなくても）クリーンであるべきと思うからです。これは秋篠宮が家長として明確に（婚約解消の）意思表示をしなければなりません。たとえ眞子内親王に恨まれてもです。実際一般家庭でも身内に一部公務員の上の立場に属する人間がその家系に居ると、婚約者の身辺調査が事前になされることもあるくらいですから。

と、まぁ一国民レベルで色々御託を並べてしまいましたが、国民の象徴である天皇と皇室についてある程度好き勝手に意見を言えるワケですから、やはり日本は良い国だと思います。近隣ではそうはいかないお国がありますからね（苦笑）。